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水俣病は、被害者が認定患者だけで2,200人を超す日本最大の公害病です。工場からメチル水銀という産業廃棄物が海に垂れ流されたことから発生しました。
工場からの排水に含まれるメチル水銀が魚などに蓄積され、この汚染された魚を食べることで起きるメチル水銀を原因とした、脳神経が侵される病気です。妊娠中の母親が汚染された魚などを食べることによって、胎盤を経由して胎児が水銀中毒になり、脳性小児麻痺に似た障害をもって生まれる胎児性水俣病もあります。空気や食物を通じてうつる伝染病ではなく、遺伝することもありません。環境汚染によって引き起こされた健康被害である水俣病は、その被害の大きさと自然環境破壊の深刻さにおいて、人類史上最大規模の公害です。
水俣病が起きたことで、豊かな自然の恵みにより平和な生活を送っていた人々が次々と病気に苦しみながら亡くなりました。そして今もなお多くの人々が水俣病による健康被害に苦しんでいます。 |